日本財団 図書館


 

ACARSのOOOI1及び航空会社ホストからの情報が自動的に反映される。システムの構成は、ランプタワーの表示装置とATCタワーの表示装置、通報の発受信装置からなる。
(8) RVR(Runway Visual Range)
リアルタイムの空港毎のRVRを入手し、データベース化する事により航空会社及び航空機へ情報を提供するもので、現在計画中である。
(9) ATNプログラム
ARINCは、AVPAC2/DutchInitiative(ADI)、NATトライアル、ADSヨーロッパ、VDL3SARPs4Mode-2バリデーション、ATMバリデーション等々のATN関連開発計画に参画してきている。ARINCでのATN開発の現況は次の通りである。
? ATNルーターは、アナポリスとロンドンで運用されている。
? ATNゲートウェイはアメリカン航空で運用されている。
? ARINCSPEC-622とATNゲートウェイの接続、1996年12月を予定している。
? VDL地上局をJFKとBOS,AN-Pに設置済である。
(10) HFデータリンク(HFDL)
AA,CO,DL,UA,USAIRが31機の航空機に搭載し運用に参加しており、既に400機分のHFデータリンク機器が購入されている。現在のインテリム・システムはARINCSPEC−635に完全に合致していないためARINCSPEC−635(プロトコル)への移行が97年10月実運用開始を目標に計画されている。標準化動向は、次のとおりである。
? ICAOAMCPWG−3,HFDLSARPs
1995年3QアドホックWGがHFDLの報告書を提出
1996年2QAMCPはHFDLSARPsを作る為に、WG・Eを正式に発足。
1997年4QSARPs完成予定。
? RTCASC.188
1997年2QMASPA,MOPS完成予定。
? AEEC
ARINCSPEC-753(Avionics from, fit, function)、ARINC SPEC-635(protocol)及びARINC SPEC-634(system overview)は完成済。

 

1 OOOI:Out, Off, On, Innの略で、航空機のブロック・アウト、テイク・オフ、ランディング、ブロック・インを意味する。
2 AVPAC:Aviation VHF Packet Communication System
3 VDL:VHF Digital Link
4 SARPs:Standards and Recommended Practice

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION